思い入れのある数珠であれば修理して長く使いたいものですが、中には修理が難しい素材も存在します。数珠が壊れて修理か買い替えか迷った時には、素材の種類に注目しましょう。ここでは、修理と買い替えを見極めるための数珠の種類について、ご説明します。
修理するべき数珠の種類
木製素材や天然石素材の数珠は、長く使用できます。紐を交換すれば数十年、あるいは百年以上使用することも難しくありません。特に木製素材は長く使用することで味わいの出る素材なので、簡単に買い替えずに、家族で大切に使用してください。
木製素材や天然石素材は、頑丈であると同時に比較的高価なものです。再度購入するとなると、数万円から数十万円という費用が必要となるでしょう。特に白檀や菩提樹といった素材は希少性が高く、国内では手に入りにくい貴重な数珠です。独特の上品な香りはいつまでも続くので、長く使用して楽しんでください。
古くなった数珠は、仏具店でメンテナンスしてもらうと良いでしょう。房の色を変えれば、古臭いデザインを一新することができます。時代に合ったデザインに造り替えてお子さんやお孫さんに譲れば、喜んでもらえるはずです。
買い替えるべき数珠の種類
数珠の中でも、ガラス素材やプラスチック素材は修理が難しいです。ガラスやプラスチックが混ざった素材は壊れやすく、珠自体が破損してしまうことも珍しくありません。一見、木製素材に見えてもプラスチックが混ざっていることもあります。木製のはずなのに劣化が激しい場合には、プラスチックが混入していると考えて良いでしょう。
数珠の修理は、数千円から数万円かかるため、ガラス素材やプラスチック素材の数珠を修理に出すと、購入費用を上回る修理費用がかかることになります。特別な思い入れがない限りは、買い替えてしまった方がお得だといえるでしょう。